説明するのがめんどくさいんですが、書きましょうか。
まず、最初に言ったように、あれは個人的なスローガンですね。スローガンなので偶像的というか、あまり深い意味はないです。
なんで「くたばれ」って言葉を使ったかというと、それはStandards Suckを意識したのが一つと、スローガン的に響く言葉を考えてた時に「くたばれ!チープなウェブサイト」をふと思い出したから、という背景があります。
で、カギ括弧をつけて「Web標準」っていうのは、sarcasmというか、かっこわらいみたいな意味合いを持たせたいというのが理由です。最初のやつには付いてませんが、僕の中での定義ということが明確に伝わらなかったのでつけてます。
で、その「Web標準」っていうものの定義ですが、これはWeb Standardsではありません。ここがややこしい原因の一つってのは承知なので、変に混乱して時間を使わせてしまってたら申し訳ないです。意味としては昨日Twitterに簡単に書いておきました。
@vant のいう「くたばれ!Web標準」ってなんか坊主憎けりゃ袈裟まで的に感じるなあ。well-formedじゃない時点でXHTMLでもないんだからもうそれはWeb標準とか関係なくてただのアホってだけな気が。
*
@kotarok そのコンテキストで使う「Web標準」はWeb Standardsを表してるわけではなくて、「とりあえずXHTML+CSSなんでしょ」的な、そういう人が作り上げたよく分からない意識の集合を指してます。だから「くたばれ!『Web標準』」って書いた方が良いのかもしれませんね。
*
それが何を意味するのかって事を考えずに、手段や「Strict」みたいな肩書きに溺れたりすることとか、そういうのとかを指してます。まあ、まだこれでもわかりにくいわけなんですが。。オレオレ定義です。
well-formedじゃない時点でXHTMLでもないんだからもうそれはWeb標準とか関係なくてただのアホ
とか、「HTML4だってWeb標準じゃん」っていうのには同意なんですが、いまいちそこまで踏み込んで考えてる人が少ないように思います。「これからはXHTMLでXMLの時代~」みたいな流れとか、そういう啓蒙活動が行われていたのは知ってますし、僕も隅っこに参加していました(と思いたい)。
ただ、それはもうラベルとしてしか存在していないんじゃないんでしょうか。時代は変わっています。XHTML2が今のBrowsable Webのsuccessorになることはもう無いです*1。DOCTYPEにXHTMLを指定しているサイトのほとんどがinvalid[要出典]で、XMLで処理させる事が考えられていないことを見るに、「これからはXML」という流れもせき止められて、干上がっている。
きちんとしてる人だってもちろんいます。ただ、中途半端に伝わって「XHTML 1.1でもtext/htmlが使えるならbrのスラッシュつけなくて済む」とかいう人がいる。伝わってても「広告のスクリプトやCMSが&を文字参照にしてくれないからどうしようもない」っていうところで止まってしまう人が居る。XHTMLを名乗っているのに、ちゃんとしない人がいる。text/htmlであっても、そこは守らないといけないのに。
HTML5が進んでいて、text/htmlについてはどうしようもないものでも救ってくれるようになるでしょう。でも、XHTMLにはXMLがつきまとう。慣れてるからとか終了タグ書かないのが気持ち悪いとか、どうでも言い理由で、使えない「XHTML」がWebに増えてく。
それを「アホ」だけで片付けるのはたやすいけど、やっぱり乱暴に思う。
長くなっちゃったので止めよう。。まあ分かるように「XHTMLって言うならちゃんとしろ」っていう意識が強いんでしょうね。ポジショントークではないですが、そういうバイアスが変に誤解されたのなら、そこは僕の失敗ですね。
で、今回くたばれって言葉を使ったり煽ってみたように書いたのは、ちょっとそういう風に書いてみようと思っただけです。淡々と書いても良かったし、啓蒙的な感じで書いても良かった。ただ後者についてはいつもやってる(つもり)なので、ちょっと違ったアプローチを取ってみたかったという、とても気まぐれなものが動機です。
で、常日頃思うのは、何においても考えて欲しいってこと。変にこり固まったり、思考停止してほしくない。
ただ、考えてといっても、その範囲にはやっぱり限界ってあると思うんですよ。たとえば、僕が書いたリストの奴を見るまで「終了タグを省略する」っていうオプションを頭の中に持ってた人って、たぶんそういないと思うんですよね。
そういう「変な視点」だったり新しい情報を提供したりして、人を刺激したいってのが、僕がここでうだうだ書いてる理由です。そのアプローチの一つとして、ちょっと強く言ってみたり、煽ってみたという(そこまで煽ったつもりはないですが)。
まあ、こんな背景です。自分にとってマイナスな方向に作用しても嫌なので、こういう感じでずっと書くよというわけではないです。ただ、自分自身でも、頭の中にあるこり固まった考えをほぐすために、このスローガンは使っていこうかなと。
*1:ブラウザーベンダーが手を引いているし、XHTML2 WGはレンダリングの事を考えていないし……