Hatena::Groupweb

vantguarde

 | 

3.13

要素を増やすことだけを新しいHTMLに求めるべきではない

| 04:40

Semantics in HTML Part III - Towards a semantic webなんていう長ーいエントリを読みました。書いた人はJohn Allsopp, microformatsの中の人です。そういえば彼の書いたmicroformats本がそろそろ出るらしいので、気になる人はチェックするといいかも。

タイトルに"semantic web"と小文字であるように、W3CセマンティックWebの話題ではありません。RDFうんぬんかんぬんと言ってますが、真っ当な批判ではないのでそこら辺は読み飛ばせばよいです。良くある大文字と小文字の馴れ合いってやつです。まったくもう。

さて、JohnはセマンティクスをHTMLに埋め込むという観点から、新しいHTMLの必要性であったり、そのアプローチに疑問を感じている様子。要は新しい要素や属性を追加してもニーズのすべてをカバーする事ができず、終わりのない実装を要求するのでよろしくないとのこと。

たとえばWeb Applications 1.0 (HTML5)ですが、現在よく使われているclass属性値から新しく要素を設けています。何年か経つと「古く」なってしまい、また新しい要素の追加をしないといけなくなる可能性があるわけです。XHTML2はそこまで数が増えた印象もないのですが、まあ要素を増やしてより多くの意味づけに対応させるっていうアプローチは一緒です。ここにJohnは疑問をもってるわけですね。

What HTML needs is a mechanism for extending the semantics of the language without changing the language itself.

仕様を変える事なしに、意味づけの多様性を確保できる仕組みこそが求められるものであると言っています。まあ、classとidでなんとかするmicroformatsのことですね。HTML5のpredefined classだったり、XHTML2のroleであったり、作成者側から何とか出来る仕組みをもっと考えた方が良いんじゃないかと訴えかけてるようです。

頷くところもあるのですが、microformatsだけで何もかも解決できるわけではない気もします。各人が自由に新しい語彙を属性値サイドから提供できたとしても、結局それもsub languageであるし、実装面での問題は完全には解決できなさそう*1

まあ「新HTMLは要らない」と言ってるわけではなく、「新しい要素を増やしてもっと汎用的になろう」という動きへの疑問なので、新しいHTML WGが動き出したら、こういう意見はきちんと議論していきたいところ。

*1:user scriptでごりごりできはするけれど

 | 
Contact: @vant / lepetitcroissant@gmail.com.