WHATWGとW3CのHTML WGが策定する仕様。
名称に「HTML」とあるものの、これまでのHTMLやXHTMLとは違う。
- 語彙定義(意味や内容モデル)
- 「クラシックHTML」構文(非SGML)
- DOMインターフェース
- 要素や属性のインターフェース(DOM2 HTMLの置き換え)
- アプリケーション用API(canvas, audio/video, etc.)
- 各種要件
- DOMへのシリアライズ処理
- データ取得のアルゴリズム
- より厳密な適合要件
- 関連するWeb技術
Worker, Navigator, and much more
など、いろんなのが合わさったものがHTML5。HTML4+DOM+その他+処理要件といったところ
■ XML構文
HTML5仕様ではクラシックHTML構文(のtokenization)が定義されているが、XMLも利用することができる。XMLでHTML5を記述する場合は、application/xhtml+xmlを利用する必要がある。
■ 要素の意味
menuなど大幅に意味を変更したものから、bやi, smallなど、定義がリファインされたものもある。
■ 適合要件
製作者要件(「こう書いちゃだめ」)と、実装要件(「こう処理しちゃだめ」)という二つの要件に分けられた。このため、実装側では後方互換性のためサポートせざるを得ない「非推奨」の要素も実装可能となっている。
■ 処理用件
Interoperabilityを重視するため、DOMへのシリアライズ方法や投げるべき例外など、その処理が細かく規定されている。ブラウザーの実装により定義が変わることもしばしばある。
- XHTMLへの移行を進めていた旧HTML WG、しかしなかなか進まない
- HTMLのメンテをすべきだというMozilla/Operaのポジションペーパーが却下(2004年)
- WHATWGがApple, Mozilla, Operaにより組織
- Web Forms 2.0, Web Applications 1.0, Web Controls 1.0のドラフト
- canvasなどがHTML5に組み込まれる、実装も良好
- Tim Berners-LeeがHTML WGのrecharterを宣言(2006年10月)
- 新HTML WGが組織(2007年3月)
- Web Applications 1.0が新HTMLのベースに採用
- W3CよりFPWD公開(2008年1月)
- Web Forms 2.0からフォーム関連要素の取り込み(2008年9月)